2017年3月26日日曜日

赤ちゃんのうんち

育児も少しずつ慣れてきた今日この頃。
産まれて間もない新生児期の時は1日に何回もうんちをしていたのに、
なんだか生後2カ月以降からうんちの回数が減ってきました。

うちは混合栄養で、母乳よりも粉ミルクの割合が高いので、それも関係あるのかな?とはおもっていましたが。
粉ミルクは母乳より消化に時間がかかるので☆
そういえば、産後の入院中に、粉ミルクの間隔も2時間はあけるように病院から言われたな~☆

離乳食が始まってから便秘気味になった、逆にお腹がゆるめになったなど、赤ちゃんのお通じの変化に心配するママも多いのではないでしょうか。
この変化は赤ちゃんの発育・発達が深く関わっており、大人同様にうんちの回数や固さにも個人差があります。
大人も子供も毎日お通じがあるのが理想ですが、赤ちゃんも2、3日うんちがでないと言う事もあります。

今回は赤ちゃんの便秘について、原因や対策をご紹介します。


まず、便秘とは??
「便秘」と言うのは、排便の回数が少ない事や、排せつ物がお腹の中に滞っている状態、便が硬い状態の事を言います。
排便が何日間なければ「便秘」と言う定義はありませんが、3日以上排便がない場合は「便秘」と感じる人が多いようです。明確に何日お通じが無かったら便秘と決められているわけではありません。
大人でも排便が滞る事によってお腹が張ったり、食欲がなくなったり、肌が荒れたり、ひどい場合吐き気を感じる事もあります。

赤ちゃんの便秘の原因
水分をたくさんとっているのに、なぜ赤ちゃんは便秘になってしまうのでしょうか。
新生児の頃は1日に何回もうんちをしていたのに、減った。。。など
その原因と思われる理由を探ってみました。

■食事
ひとことで「食事」と言っても赤ちゃんの月齢によって原因は異なってきます。

<新生児・乳児>
赤ちゃんの腸は大人に比べると未熟なので、ちょっとした食事の変化でもうんちが出しにくくなってしまったりします。
例えば、母乳の場合はママの食事内容によって影響を受けたり、母乳から粉ミルクへ切り替えたり、ミルクのメーカーを変えただけでもうんちが出にくくなったりと非常にデリケートです。
この時期の赤ちゃんは母乳やミルクで水分は十分摂れているように思ってしまいますが、一日に多くの汗をかく事で水分を奪われてしまいますので、意外に水分が不足している場合があります。
水分の不足は便がかたく出にくくなる可能性があるので注意が必要です。
また、母乳より粉ミルクの方が消化に時間を要するので便秘になりやすいと言われています。
これは実際にうちもそうでした、混合栄養でミルク寄りだったので、うんちは3日に1回でした。
生後1カ月以降になると、赤ちゃんの腸の発達の影響や、授乳回数が減る事でうんちの回数が減る事がありますが、これは便利というよりは、赤ちゃんの「排便ペースの変化」となるので特に心配はいりません。
 -対策-
粉ミルクを選ぶ際は、母乳に近い成分のものを選ぶようにしましょう。
赤ちゃんが水分不足かなと思った場合は、お白湯などをあげるのも良いでしょう。
寝起きやお風呂上がりのお白湯・麦茶もオススメです。

<離乳食をスタートした乳児>

生後5~6ヶ月頃の離乳食を始めた赤ちゃんは、便を体内である程度ためてから出せるようになるので、離乳食前に比べるとうんちの回数は少なくなります。
また離乳食が始まると食生活が変化するので、母乳やミルクだけをあげていた時よりも水分の摂取量が減り、うんちが硬くなる事で便秘になりやすくなります。
食事内容や量、好き嫌いによって、<font color="red">食物繊維が不足</font>していたりする場合もあります。
(※だた、赤ちゃんにも各々個人差がありまう。うちの場合は離乳食が始まってからの方がうんちの回数が1日3回に増え、うんちも少し柔らかめになりました。)
 -対策-
食事メニューとしては、食物繊維を含む食材(お芋やお豆、お野菜など)やタンパク質など、うんちの原料となる栄養をしっかり摂れるように意識してとりいれたり、水分が不足しないようにスープ系のメニューをとりいれるように心がけてみましょう。
離乳食指導の際に管理栄養士さんから「離乳食の後に麦茶やお白湯をあげるのも良い」と聞いたので私はこれも試していました。
大人も食事の後にお茶などで口の中をすっとさせたりしますし、まだ歯磨きができない赤ちゃんにはこれは良いと思いました。
また、親子イベントで出会ったママが「納豆をたべてからお通じが良くなった」と言っていたので、うちも納豆(ひきわり納豆を少量のお白湯でまぜたもの、醤油は使わない)を離乳食であげたりしてました。
(※無理してあれこれ食べさせるのではなく、赤ちゃんの月齢に合わせた食材を使うようにしましょう。)


■運動不足

赤ちゃんはまだ自分で走ったり運動ができないので筋肉が未熟で、腸の運動もそこまで活発にはならず、うんちがでにくい事があります。
赤ちゃんは成長とともにお腹にも筋力がついてくるので、ハイハイができるようになったり、歩くようになったら便秘が解消されたと言う場合もあります。
赤ちゃんの厚着せず大人より1枚少なめにし、赤ちゃんが動きやすいような服を着せましょう。
 -対策-
日ごろから、赤ちゃんと身体を使った遊びを積極的に行うと良いでしょう。
まだお座り前の赤ちゃんの場合は、手や足を動かしたり回してあげたり、ベビーマッサージをしてあげるのも効果的です。

・手足のマッサージ
手首や足首をやさしく持って、左右交互に動かしたり伸び縮みさせてあげます。
歌を歌いながら楽しい雰囲気で行うと赤ちゃんとママとのスキンシップにもなります。

・お腹のマッサージ
3、4本の指先と手のひら全体で、お腹(おへそを中心に)を「の」の字にくるくると時計回りにさすってあげると、腸の活動が促進されるのでオススメです。
うつ伏せ(腹ばい)の姿勢にすることでもお腹が刺激されます。
赤ちゃんが嫌がったり泣きだしたりする時は、お腹がはっていたり苦しいのかもしれないので、その際はマッサージやうつぶせは中断しましょう。
【注意】うつぶせの姿勢の時はママは赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。

・お尻のマッサージ
赤ちゃんの肛門のすぐ上あたりを指でやさしく押したり、軽くたたいてマッサージをして刺激してあげます。
また麺棒浣腸も良く知られている方法です。麺棒にベビーオイルやワセリンをたっぷり含ませて、赤ちゃんの肛門をくるくると円を描くように刺激します。
この方法は効果が現れるのがわりと早いので、麺棒浣腸をしてすぐにうんちが出てくる場合がありますので、その場合の心の準備もしておいた方が良いかと思います。

■生活習慣・リズムの乱れ
正しい生活習慣を送ることで便秘は解消し予防できます。
大人もそうですが、食事時間がバラバラだったり、睡眠時間がまちまち(昼夜が逆転など)、運動不足の場合も、身体のリズムや自律神経が乱れて腸の動きも鈍くなり便秘がちになります。
 -対策-
赤ちゃんには、ママやパパが「食事」・「遊び」・「睡眠」の生活リズムを作ってあげることが大事になってきます。
赤ちゃんの授乳や離乳食の時間、睡眠時間などを大人の都合に合わせるのではなく、赤ちゃんの月齢に合わせた規則正しい生活を心がけるようにしましょう。
また、おむつかぶれなどのおしりまわりの痛みで赤ちゃんがうんちをする事・いきむ事を我慢しないようにケアしましょう。
そして毎日の散歩や適度な運動が快い眠りも誘います。

■便秘ではない(赤ちゃんの排便リズムによる)
赤ちゃんも大人と同じように個人差があり、毎日うんちが出る赤ちゃんと数日おきにうんちが出る赤ちゃんがいます。
排便のリズムはひとりひとり違いますので、赤ちゃんの機嫌やミルクの飲みが良ければ、数日うんちが出ないとから言って心配する必要はありません。
もし1週間近くうんちが出ないなど心配な症状がある場合は、小児科を受診しましょう。赤ちゃん用の便秘薬を出してもらえたり、浣腸をしてもらうことができます。

■病気など
うまれつき腸や肛門などに病気や異常を持っている場合があります。
また、おしりに傷やただれ・かぶれなどがある、下痢のあとなどはうまくいきめない場合もあります。
 -対策-
赤ちゃんのおしりの状態がいつもと違うなど気になる症状が現れた場合は、早めに小児科を受診しましょう。


以上、赤ちゃんの便秘の原因と対策をご紹介しました。
ぜひ参考にしてみてください☆



まとめ
2、3日うんちが出なくても、母乳やミルクの飲みが悪くなっておらず体重も減っていない、機嫌も悪くない、お腹が張ってそうな感じがしなかった場合はあまり心配する必要はありません。
しかし、うさぎのようなコロコロとした硬いうんちをしたり、うんちのたびに泣いたり、お腹がパンパンに張っている、うんちの時に肛門が切れて血がでるなどの便秘の兆候が現れたら場合は、小児科を受診するようにしましょう。

赤ちゃんが便秘をしているかどうかは、赤ちゃんによって個人差があるため判断基準も異なります。
赤ちゃんは自分でママに体調を伝える事ができないので、日ごろから赤ちゃんの体調の変化やうんちの変化(色・形状・頻度・硬さなど)おしりの状態を観察しておく事をオススメします☆


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